時不知でいこう

東京23区東部住まい。妻と2歳男子の3人家族。あ、インコもいました。 一口馬主(競馬)の話を中心に、日々の出来事、思った事を背伸びせずそのままに綴ります。

湖との共演で様々な表情を見せる“幻の橋”!北海道上士幌町タウシュベツ川橋梁

ドタバタだった北海道旅行から1ヶ月が経とうとしています。

 

すっかり普段の生活に戻りましたが、家族皆健康に過ごすことができているのは何よりです。

旅の思い出の大半を子供の看病が占めていますが(笑)、それでも振り返ってみると最終日の9/1(金)に訪れた、上士幌町(かみしほろちょう)のタウシュベツ川橋梁は本当に圧巻のスケールでした。

旅行で最も印象に残った場所なので今回のブログはそこにスポットを当ててご紹介したいと思います。

 

上士幌町ってどこ?

 

まず、上士幌町が北海道のどの辺りにあるのかを大雑把にご説明しますと、このヘンです。

f:id:tokishirazu:20170928034041j:image東には今回の北海道旅行で第二の故郷、心の故郷になった釧路も確認できます。

 

※故郷になった経緯はこちら。

 

そして目的地のタウシュベツ川橋梁はこのヘンです。

f:id:tokishirazu:20170928034522j:image上士幌町に入って更に北の山間部へ…といった感じですね。列車は走っておりませんので、移動は車です。

 

帯広市内からだと約70km。

f:id:tokishirazu:20170928035928j:image道は高低差があるものの、峠道だったような印象は一切なく、道幅の狭い場所もありませんでした。全体的にとても走りやすい道だったと思います。時間はGoogleさんなので参考程度に。

 

タウシュベツ川橋梁とは

 

そもそもタウシュベツ川橋梁とは何なのかを簡単に説明しますと、旧国鉄・士幌線で使われていたアーチ橋梁群の一つなのです。

先ほど「列車は走っていない」と言いましたが昔は走っていました

林業が特に盛んだった頃は木材の運搬はもちろん、周辺に住んでいる方々の貴重な移動手段としても使われていたそうです。

タウシュベツ川橋梁は1956年に竣工した人工ダム湖である糠平湖(ぬかびらこ)北東部へ延びるタウシュベツ川に架かる橋で、年間を通して糠平湖の水位によってその姿が見える時、見えない時と様子が変化するため“幻の橋”とも呼ばれる人気スポットになっています。

f:id:tokishirazu:20170930042003j:image上士幌町観光協会 

 

また、近年はその橋の劣化が著しく「繋がった状態の橋梁を見られるのはあと1,2年か?」という噂がTV番組でも放送され、更に人々が集まる状況になっているそうです。

 

ただし、今回ご紹介する場所へ行くためには森林管理署が管理する林道を通らなければなりません。林道への入口はゲートに鍵がかかっており、勝手に入ることはできないようになっています。(以前は自由に行き来できたのですが、事故や脱輪が頻発したためにこのような措置を取らざるを得なくなったとのこと)

 

国道沿いに展望台もありますが、展望台から橋までの距離は750m。

f:id:tokishirazu:20170930043938j:image北海道上士幌町

これでは「…ふーん」で終わってしまいそうで、折角そこまで来たのなら人様の林道を通ってでも真近で見たいものです。

 

橋梁を近くで見るには

 

その林道を通るには、2つの方法があります。

①現地のガイドさんが行っているツアーに参加する。

この場合はガイドさんが前以て鍵を借りてくれているので、事前に連絡をして予約を取れば、後は指定された時間場所に当日集合するだけで大丈夫です。橋梁近くまでのワゴン車の送迎、長靴の貸出しもツアー代に含まれています。安くはありませんが、ガイドさんの詳しい話も聞けますし、何より楽です。(おとな3,150円/人)

 

②森林管理署に行き、鍵を借りて自力で行く。(要事前申請)

一見、自力の方が楽に思えますが、管理署へ鍵を借りに行く、慣れない林道(デコボコで場所によってはすれ違えない道幅)を運転する、また鍵を返しに行く…と意外に手間がかかります。自分のペースで移動することはできますが、これはこれで忙しそうです。念のため“管理署のお知らせ”へのリンクを下に貼っておきます。(因みに管理署は正式には“十勝西部森林管理署東大雪支署”という名称です)

糠平三股林道の通行を希望される方へ

 

初めて行く方や悪道を走れるような車でない方は基本的に①のツアーをお勧めします。更に、この辺りは時期によって熊も出るエリアなのでそういった点でも不慣れな方は団体行動のできるツアーにすべきだと私は思います。

自力で行くのは2回目以降、慣れてからでよいと個人的には感じました。

 

ワンダの世界がそこにあった!

 

ということで、当ブログはツアーでの内容になりますが、いよいよタウシュベツ川橋梁の見学開始です。

 

今回は、午前中(9:00〜11:30)のツアーに参加しました。(厳密に言うと、このツアーは橋梁見学の後に士幌線の幌加駅跡も見学しています。橋梁見学のみのツアーもありますよ)

糠平湖の近くには、ぬかびら源泉郷という小さな温泉街があり、その街中の“糠平温泉文化ホール”が集合場所となっています。今回の参加者は噂の影響なのか、定員いっぱい(13名?)だったと思います。

ここで会計を先に済ませ、ガイドさんから事前案内を聞き、レンタル長靴を履いた後、ワゴン車2台に乗り込んでいざ出発です!

 

ガイドさんの話を聞きながら15分くらい移動したでしょうか。国道から脇道に入り、少し進むと管理林道のゲートがありました。

ガイドさんが車を一旦降り、ゲートを開けて中へ入ります。デコボコガタゴトの管理林道を10分程行くと駐車スペースに到着です。(この間の写真はブレブレだったので割愛させていただきます)

 

f:id:tokishirazu:20170929145857j:image車を降りてから2,3分程、写真のような林道を歩きます。下は結構ぬかるんでいるので長靴必須ですね。今回、熊には出会いませんでした。

 

f:id:tokishirazu:20170929145529j:image視界が開けてくると、いよいよタウシュベツ川橋梁のお目見え

 

f:id:tokishirazu:20170929144954j:image橋上(奥側)近くから湖を見下ろしたところ。北海道の自然はやはり雄大です。

 

例年は6月頃から湖の水かさが増え始め、橋脚部分が徐々に沈み、9,10月頃には橋全体が水没するそうなのですが、今年は水位の上昇が非常にゆっくりで私が訪れた9/1でもまだ橋の下、つまり湖底の一部を歩くことができました。

 

f:id:tokishirazu:20170928104247j:imageこんな感じです。来た瞬間に、TVゲームの“ICO”や特に“ワンダと巨像”の世界がパッと浮かびまして…

 

f:id:tokishirazu:20170929143924p:imageどこからか巨像がドシンドシンと出てきやしないかと一瞬ガクブルしました。

 

f:id:tokishirazu:20170929144058p:imageアグロ(馬)がいたら立ち向かわずに真っ先に逃げますね!だって怖いもの!

 

f:id:tokishirazu:20170929143711j:imageそんな“ワンダと巨像”がリメイクされて2018年にPS4で発売されるそうです。PS4すら持っていないけど買おうかな…。

©Sony Interactive Entertainment Inc.

 

f:id:tokishirazu:20170928105832j:image話が逸れました。こうして橋を見るとかなり傷んできているのがわかるかと思います。

 

f:id:tokishirazu:20170928110200j:image湖です。ここから少しずつ水位が上昇して橋も沈んでしまうとは、スケールが大きすぎて想像できません。

 

f:id:tokishirazu:20170928110511j:image切り株もあちこちにあります。これも湖深くに沈んでしまうのですね。

 

f:id:tokishirazu:20170928111726j:imageアーチの下を小川が流れています。「川の水は飲めますか?」とガイドさんに聞いたら「飲まない方が無難です」と和かに返されました。北海道は狐が多いのでエキノコックスの心配があるためだそうです。はい、飲みません。

 

f:id:tokishirazu:20170928112625j:imageいやしかし、本当に幻想的な風景です。訪れた時期と天候に恵まれたこともよかったと思います。

 

f:id:tokishirazu:20170928110708j:imageこの辺りでスマホのCM用の撮影もあったそうです。青年が原始時代にいっちゃったみたいな。そういえば結構最近まで流れていましたね。

 

f:id:tokishirazu:20170928111207j:image確かに「こーこはーどこーなんだろーねー」って歌も聴こえてきそうです。こーこはーヌカービーラコでーす(笑)。

 

f:id:tokishirazu:20170928113205j:image橋は老朽化しており危険なので当然渡れません。周りから見るだけにしましょう。

 f:id:tokishirazu:20170929145229j:image帰りがけにパノラマを一枚撮ってみました。右側に妻の後ろ姿が写っております(笑)。

 

最後に

 

タウシュベツ川橋梁の見学、如何でしたか?

興味を持った方は是非一度行ってみて下さいね!

私が訪れた時とはまた違った光景が見られると思います。 

 

こちらでは最新のタウシュベツ川橋梁の様子を随時写真付きでお知らせしています。(9/30現在で、橋脚の半分以上は沈んでいますね)

 

上士幌町の公式サイトはこちら。ここでも橋梁の様子が随時更新されていますし、概要や季節毎の写真もフォトギャラリーで確認することができます。

 

「まずはツアーで行ってみようかな?」と思った方はこちら。早朝ツアーや季節限定のツアーも用意されています。

 

第1回北海道遺産に選定された“旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群”の代表格に相応しい大迫力の絶景を、是非貴方もその眼で直接ご覧になってみては!?

 

以上、北海道上士幌町のタウシュベツ川橋梁見学についてのブログでした。